台北から近場の観光地としては、「九份(ジューフン)」が有名ですね。
そうです、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなった赤い提灯で有名な階段のある場所です。
でも、一度行った方はわかると思うんですが、九份てめちゃめちゃ臭いし、正直そんなにやることないんですよ。
というわけで、今回は九份とセットで行ける「十份(シーフン)」についてご紹介したいと思います。
十份は、最近テレビで紹介されることも多く、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
しかし、行き方が電車・タクシー・バスなどハイブリッドに選択が可能で、そのために複雑に感じる方もいるそうですので、その行き方も参考にご案内しようと思います。
ちなみに、
12:30 台北駅 → 瑞芳駅 → 十份(「十份瀑布」含む) → 九份 → 19:00に台北駅着
と回れたので、ゆっくりしても十分半日で観光が可能です。
それと、バスや電車はすべて「悠遊カード」というSuicaみたいな便利カードで決済できるので、MRTの駅やコンビニで購入しておくといいですよ!
また、スマホをお持ちの方は今どの駅にいるのか確認したいときにナビタイムのアプリ「Transit TW」(iOSもAndroidもあります。)が便利でした。
1.台北駅 → 瑞芳(ルイフォン)駅
(電車:約1時間、約50元)
台北駅にて台鐵に乗って瑞芳駅へ向かいます。
※台北駅には、高鐵(新幹線)、台鐵(台湾鉄道)、捷運(MRT)と3つも電車があり、出入口も異なるため気をつけましょう。
わたしは悠遊カードを持っていましたので、瑞芳駅ではピッとするだけで外に出ることができました。
2.瑞芳駅 → 十份
(タクシー:約20分、約200元だったと思います)
瑞芳駅に到着しました。
ここから十份駅までは電車を乗り換える必要があり、その電車が1時間に1本ほどしかありません。
このため、運が悪いと長時間待つ必要があります。
時刻表:臺灣鐵路管理局-火車時刻查詢系統
時間がもったいないので、わたしは駅の出口にあるタクシー乗り場へと向かいました。
ここではすでに数台のタクシーがお客さんを待っています。
近くには大きく固定金額の値段表も貼ってありました。
3.十份→十份瀑布→九份
九份→十份瀑布(タクシー:約10分、200元)
十份瀑布→九份(タクシー:約30分、800元)←同じドライバーに頼みました
十份といえば、「ランタン飛ばし」ですよね!
わたしは200元のものを購入し、4面に仕事、健康、金運、そして恋愛のことについて色々悩みながら願い事を書きました。
ランタンには他にも1面のもの等いくつか種類があるようです。
書き終わると、スタッフが火をつけて飛ばしてくれます。
強風に煽られながらも真っ直ぐ上に飛んでいってくれました。
他の方に目を向けると、残念なことに電柱にかかってしまったランタンも。
電線は燃えないようになっているのでしょうか、かなり危険に感じました。
名物のスレスレ電車(?)も何度か見ることができました。
ゆっくり通ってくれますが、さすがに怖いですね。。
駅のホームには、あの候孝賢監督の映画『恋恋風塵』(1987年)に出てくるノスタルジーな信号があります。
十份を1時間30分ほど満喫し、近くのタクシー乗り場に向かいます。
十份から九份まで1,000元でしたが、少し悩んでいると十份瀑布にも寄ってもらえるとのことで即決しました。
十份瀑布にはタクシーで10分ほどで到着します。
着いて目の前に滝があると勘違いしていたのですが、そこから20分ほど歩いたところにあります。
タクシーの運転手が1時間後に戻ってくると言った時、「そんなに時間いらなくない?」と感じだ自分に反省するとともに、運ちゃんに感謝です。
※後日二度目に行った際にわかったのですが、観光バスで行くともう少し近場で降ろしてもらえます。
降車した場所に戻り、先ほどの運ちゃんが時間通りに来てくれました。
ここからタクシーで30分ほどかけて九份に向かいます。
修学旅行生が大勢いてなかなか前に進めない状況でしたが、1時間ほど散策したり写真の茶店で休憩して九份を満喫しました。
4.九份→台北駅
(タクシー:約1時間、1,200元)
赤提灯の景色を見て、階段を降りきり、道路を渡ったところにタクシー乗り場があります。
台北まで1,200元とかなり強気な値段設定でしたが、今回は複数人で来ていたのでタクシーで帰ることにしました。
ちなみにバスですと100元ほどです、夜は激混みですが。。
こんな感じでかなり満喫した半日を過ごすことができました。
19時前には台北駅に着いたため、その後は少しホテルで休憩をして士林夜市に向かいました。
その体験記はまだいづれ書きたいと思います。