わたしは、いつも海外旅行に行くのに全くホテルにこだわらない人間です。
なぜなら、ただ寝る場所だと思っているからです。
しかし、今回の台湾への旅で少し考えが変わりました。
ホテルもまた旅を楽しむ要素の大きな1つになりうるということを学んだのです。
そんなきっかけを与えてくれたのが、台北の迪化街(ディーフアジエ)付近にある宿「OrigInn Space」です。
どんな素晴らしい宿なのか、拙い説明ではありますがご紹介させていただきます。
スポンサードリンク
オススメポイント
1.レトロ感
なんと言ってもこのお店の一番の売りはレトロ感だと思います。
わたしが泊まらせていただいた道路側のお部屋がこちらです。
どうでしょう、木製でレトロな感じがとてもいい雰囲気を醸し出しています。
ちなみに、2階以上がホテルで、1階はオープンスペースになっています。
自由に入れるカフェで、わたしが宿泊した時は日本人の画家を招いてイベントを行っているところでした。
|
|
廊下やシャワー室は石造りです。
とても綺麗で清潔に保たれていました。
2.店員のおもてなし
台湾らしいというのか、やはりここでも惹かれたのは人のぬくもりです。
まず部屋に入って驚いたのが日本語の本です。
そして昼間の男性店員さんは少し日本語が話せるようで、わたしが通るたびに日本語で話しかけてくれました。
また、サービスなのか定かではありませんが、気さくな女の子の店員はティーを作って部屋まで持ってきてくれました。
こちらで飼われている6歳の可愛い猫ちゃんももてなしてくれましたよ。
夜はまた別の店員(オーナー)さんたちがいらっしゃいます。
出入口の開閉に戸惑っているわたしたちを笑顔で助けてくれた男性店員。
その後、屋根の工事の苦労話や最近話題の高雄市長・韓国瑜さんのお話を長々としてしまいました。
しまいにはこちらです。
なんとチェックアウト時に手書きのプレゼント(コーヒー豆)をくださいました。
生き生きとした店員さんたち。皆さん本当に魅力的な方々でした。
3.レコード
なんだか上の2つに並ばせるようなものではないと思うんですけど、
わたしがすごくいいなと感じたのがレコードです。
わたし今までレコード聞いたことなかったんですけど、今回目覚めました。
CDやストリーミングサービスなどのデジタルでは味わうことのできない自然な音がとても心地よく、この部屋に合っていました。
不思議と普通にスマホなどで聞くより落ち着くんですよね。
わたしはノラ・ジョーンズとビートルズのレコードをずーっと聞いてました。
1階にあるものすごい量のレコードを自由に部屋に持っていって聞くことができますよ。
たぶんわたしそのうちレコード買っちゃうと思います。
それくらい感激しました。
4.立地
場所はこちらになります。
桃園空港からMRT空港線を使って台北駅まで来れば、
そのまま歩いて北門駅経由で計徒歩10分もかからず行ける距離にあります。
近くにはレトロな雰囲気のお店が立ち並ぶ迪化街(ディーフアジエ)や、
とてつもなく美味しいパイナップルケーキを買える滋養製菓、
夜は寧夏(ニンシャー)夜市も徒歩圏内です。
ちなみに目の前を「環島1号線」が通っています。
ということは、わたし1年前にここ見てるんですねぇ。
周りにたくさん魅力的な場所があるので、別の記事でまたまとめたいと思います。
設備
お風呂やトイレが共有というのがこの古いお宿の致し方ないところです。
なんでも、有形文化財でそういった設備を各部屋に備え付けるのは困難だったようです。
それほど客室もなく混んでて入れないなんてことはないので、共有でも全く問題ありませんでした。
テレビもレコードがあれば特に不要でしたね。
その他、普通のホテルにあるものは揃っていると考えて問題ありませんでした。
ちょっと気になったのは騒音です。
寝れないレベルではないですが、これも致し方ないようで、代わりに耳栓を用意してくれていました。
あるもの
|
ないもの
|
バスタオル、ハンドタオル、ハンガー、ドライアー、櫛、ポッド、洗面台、レコード、鏡、エアコン、耳栓
|
テレビ、部屋着、風呂(共有)、トイレ(共有)
|
まとめ
台北でわたしが一押しのホテルの紹介でした。
そのレトロな感じは言うまでもなく、店員さんたちのおもてなしが非常に行き届いていてまたリピート確実な思い出のある宿になりました。
ちょっぴりお値段は張りますが、ケチなわたしが絶対もう一度行きたくなるレベルでオススメするので満足度はご安心ください。
台北駅や迪化街などに近くて立地もとてもよいです。
是非ご利用ください。