台湾の金門(きんもん:ジンメン)という島をご存知でしょうか。
かつて中国共産党と国民党が内戦を繰り広げましたが、その最前線となったのが金門です。
最後の軍事衝突が起きたのが1958年、それから60年が立ちました。
金門島の場所
金門島の場所を見てビックリされるかもしれませんが、中国大陸の福建省のすぐ近くになります。
「え!?ここ中国でしょ?」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは台湾の領土です。
戦争を戦い抜いて勝利した結果、台湾はこちらの地を死守できたのです。
金門島を紹介する本・ドラマ
小説『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』
1958年の戦いに先立って、1949年にも共産党との大きな戦いが金門の古寧頭という村で発生しました。
その勝利に貢献したのが、実は日本人の根本博さんたちでした。
国民党の蒋介石への恩もあり、根本さんは金門島に赴き、巧みな指揮で台湾側に大勝利をもたらします。
しかしそこに至るまでには多くの困難がありました。
2009年に初の「古寧頭戦役六十周年記念式典」が催され、その時に戦いで活躍した日本の協力者たちの子孫も招待され、当時の総統・馬英九さんに多大な感謝を賜ったそうです。
そして来年2019年は古寧頭戦役から70年、大きな節目を迎えることになります。
この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡 (角川文庫)
- 作者: 門田隆将
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: 文庫
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ドラマ『戀夏38℃(夏の協奏曲)』
長身の爽やかイケメン・胡宇威さんや笑顔がとってもキュートな鬼鬼こと吳映潔さんが出演したドラマで、全編に渡って金門島が舞台となっております。
男女6人の甘く切ない恋物語となっており、ドラマの中では金門島の観光スポット、さらには高粱酒や包丁などの特産品もふんだんに紹介されています。
自然豊かな金門の中でも、特に広大な敷地に広がる高粱畑や太武山からの絶景がとても印象的です。
金門島旅行の参考にするなら是非オススメな作品ですよ。
観光地・金門島!
台北や高雄からは飛行機で1時間ほどの距離にあります。
島はそれほど広くはなく、主な場所だけでしたら2日間あれば観光できます。
古寧頭など戦争の跡地をそのままに、それをうまく活用して観光名所として残してあります。
わたしは2015年に実際に金門島に行き、空港でバイクを借りて観光してきましたので、その模様を後日お見せしたいと思います!