ポイント
■iTunesライブラリの場所は変更することができる■移動先は、外付けHDDよりもNASがオススメ■わずか3手順で作業が完了する
※今回ご紹介する手順はMacもWindowsもあまり変わりません。
わたしは音楽を主にiTunesで聞いています。
最近は3ヶ月99円でお試し利用できるSpotifyも併用していますが、
Spotifyは新しい曲に出会うためのツールと化しており、
好きな音楽のプレイリスト等はiTunesを利用せざるを得ない状態です。
さて、これまでiTunesの音楽は外付けHDDに入れて運用していたのですが、
Macbookを違う部屋で利用した後などにUSBケーブルを差し戻すのが面倒で、
いざ次に使おうとした際に「iTunesライブラリを選択」メッセージが出てしまうことがありました。
そこで、この際なのでiTunesライブラリをNASに移行することにしたのです。
<目次>
外付けHDDからNASに移すことのメリット
これにはいくつかあるのですが、主なものをご紹介しましょう。
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NASなら無線LAN環境で利用できるため、外付けHDDで必要だったUSBケーブルの差し込みが不要
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家の中でならどこに移動してもiTunesを起動して音楽を再生できる
これだけならMacbookの中に音楽ファイルを入れればよいのでは?
という声が聞こえてきそうですが、
音楽だけで数十GBもの容量を使ってしまうのであまりオススメできません。
ちなみに、NASは写真や動画の保存など他の用途にも使えるので総合的に考えるととても経済的です。
外付けHDDからNASに移す方法
※本手順は、Macの内蔵HDDからNASに移す手順と変わりませんので、内蔵HDDと外付けHDDは読み替えて頂いてもかまいません。
1.iTunesライブラリを統合する
※この「1」は音楽ファイルがデスクトップや外付けHDDなど複数の場所に存在する場合に必要です。1箇所にある場合は読み飛ばしていただいて結構です。
[ファイル]-[ライブラリ]-[ライブラリを整理]で[□ファイルの統合]にチェックを入れます。
これにより環境設定で指定してある「iTunes Media」フォルダ内にすべてのファイルがコピーされます。
※ここでは「iTunes」フォルダ(「iTunes Media」含む)が全て外付けHDD内にあるとします。
2.「iTunes」フォルダをNASにコピーする
外付けHDDにある「iTunes」をそっくりNASの中にドラッグしてコピーします。
わたしの場合はかなりの容量でしたので長らく待ち時間が発生しました。
コピーが完了したらコピー元とコピー先の容量を比較して同じであることを確認しましょう。
3.新たなiTunesライブラリでiTunesを開く
[option]を押しながらiTunesを起動します。
[ライブラリを選択]からNAS内の「iTunes」フォルダを選択してダブルクリックしましょう。
iTunesライブラリの読み込みが始まります。
まもなくiTunesが開かれますので、ライブラリの音楽が聞けることや、★評価をしている方はしっかり反映できているかも確認しましょう。
4.「iTunes Media」フォルダの確認
音楽の実ファイルが存在する場所であり、次回以降CD等から取り込んだ音楽ファイルがコピーされる場所である「iTunes Media」フォルダがNASに指定されているか確認します。
環境設定を開き「詳細」を表示しましょう。
「"iTunes Media"フォルダの場所」が想定通りであることを確認してください。
以上で移動作業は完了です。意外と簡単ですよね。
まとめ
わたしは容量が非常に大きかったので1日作業かと思っていたのですが、
約80GBでも1時間足らずで完了しました。
パソコンのリソースやネットワークの速度にも依存しますが、
それほど時間がかかる作業ではありませんでした。
ネットワークがあまり早くない場合は、USBメモリでNASに移してもよいですね。
NASに移すだけで外付けHDDのために使っていたUSBや電源が不要になったので、
机周りが非常にスッキリしました。
iTunesライブラリをNASに移す作業、非常にオススメです!