ナセナル台湾記

テーマが「台湾」な物語をたくさんご紹介します〜我最喜歡台灣的故事〜

【新潟】小蓮華山(2,766m)『坂の上の雲』のエンディングの山

小蓮華山(これんげざん)は、わたしいつか登ってみたいと思っていた山です。

というのも、その稜線がNHKのスペシャル大河ドラマ『坂の上の雲』のエンディングで使われていたからです。
あのドラマをご覧になられた方はわたしにご共感いただけるだろうと思いますが、エンディングでサラ・ブライトマンさん(”Stand Alone”)の美しい歌声とともに稜線を登っていく映像が、とても神秘的でこの世のものとは思えない神々しさを放っていました。
 
ということで、今回は新潟県の最高峰・小蓮華山を踏破してきましたのでそちらの模様をご紹介したいと思います。
今回はテント泊でかなりゆっくり登りましたので、タイムの参考にはなると思います。
ちなみに、『坂の上の雲』の稜線を見たい方は、以下のいづれかのコースから行きましょう。
 
  • 栂池高原からのコース(長野県)
  • 蓮華温泉からのコース(新潟県)
 
ところで、先にお断りしたおかないといけないことがあります。
というのも、大雨で美しい稜線をみることができなかったのです。
一縷の望みにかけて行った結果が裏面出てしまいましたが、神様に「今はまだ早い、もう一度来なさい!」と言われたような気がするのでいつかリベンジしたいと思います!!
 

1日目 蓮華温泉 → 白馬大池山荘

工程(3時間40分)

(04:30に山梨県を出発)
09:45 蓮華温泉駐車場
 ↓ 2時間10分
11:55 天狗の庭
 ↓ 1時間30分
13:25 白馬大池山荘
 

様子

蓮華温泉の無料駐車場
さすがに雨が降っていたのであまり車はありませんでした。
70台駐車可能です。
ちなみに、ここから山荘までスマホの電波はまったくありませんでした。

 
天狗の庭
大雨のせいで殺伐とした感じになってしまっていますが、本来はとても美しい庭園と絶景が見渡せるスポットです。
ここが山荘までの中間地点です。

 
白馬大池山荘
その名の通り大きな池のある山荘です。
一人1,000円でテントを張ることができます。
テン場は広めで、食事をするテーブルも外にあります。
しかし、雨だからといって中で食事はできませんので注意です。
水は潤沢にあるようで、自由に使えて大変助かりました。

 
 

2日目 白馬大池山荘 → 小蓮華山 → 白馬大池山荘 → 蓮華温泉 

工程(5時間20分)

06:45 白馬大池山荘
 ↓ 45分
07:30 船越ノ頭
 ↓ 45分
08:15 小蓮華山 
 ↓ 45分
09:00 船越ノ頭
 ↓ 30分
09:30 白馬大池山荘(テントの撤収)
10:20
 ↓ 1時間0分
11:20 天狗の庭
 ↓ 1時間35分
12:55 蓮華温泉駐車場
 
 

様子

船越ノ頭
ここは登山道から少し登っていく必要があるため、休憩スポットにはちょうどいい開けた場所になっています。

 
稜線
時たま晴れ間がさすと美しい稜線を拝むことができます。
雲がどいて周りの山々や虹も見れましたので、雨の日の特権というやつでしょう。

 
しかし、雨が降り出すと視界がゼロになります。
もはや何も見えません、おそらく『坂の上の雲』のエンディングの稜線があるはずの場所も残念な風景が広がっているだけでした。。
稜線の狭い道を歩いていた際、左のほうから雨が突き刺すように降ってきましたので、雨天は特に足元に注意したほうがよいでしょう。

 
小蓮華山
今回は素晴らしい眺望がお預けでしたので、頂上はどんな感じなのかという紹介だけ。。
もちろん小蓮華山の標識はあるのですが、特質すべきは鉄剣です。
2mないくらいの大きな剣が地面につき刺さっているんですね。←危ないので抜いちゃだめですよ!
こちらはかつて信仰の山だったことを表しているそうです。

 
 
以上のとおり、今回は残念な結果になってしまいましたが、雨の火のテントの収納の仕方など近くにいたプロに教えてもらうことができ多少の収穫はありました。
ただ『坂の上の雲』の稜線は本当に残念でしたので、またリベンジで見に行きたいと思います。
 
ちなみに、『坂の上の雲』の稜線は下ってから見ることになりますが、小蓮華山へは白馬岳方面からも登ることができます。
猿倉から登り、栂池高原または蓮華温泉に下るコースになりますが、こちらは車の回送サービスを使うのが便利だと思います。
例えば、猿倉の駐車場で登った後に車を取りに来てくれて、栂池高原の駐車場に置いといてくれるため、下山後すぐに自分の車で帰宅できるという素晴らしいサービスです。
少々お値段は高いですが、次回白馬岳から登った際はこちらを使ってみようと思います。