公式サイトより
3行解説!
■何度見ても最高の感動体験を与えてくれる不屈の名作■生きる上で「希望」を常に持つことの大切さを教えてくれた映画■関連グッズが多数出ており、マニアは絶対入手すべき!
映画について
基本データ
評価 :★★★★★ ★★★★★(10点/10点)
上映歳 :1994年
製作 :アメリカ
時間 :143分
ジャンル:ドラマ
監督 :フランク・ダラボン
キャスト:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマンなど
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あらすじ
スティーヴン・キングの中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」をフランク・ダラボン監督が映画化。無実の罪で刑務所に収監されたアンディは、30年にも及ぶ刑務所生活にもめげず、強い意志で奇跡を起こす。
予告編(字幕なし)
感想
この映画はわたしの人生のバイブルです。
1994年公開当初、『フォレスト・ガンプ』や『パルプ・フィクション』などの大作に埋もれて後年までなかなか世に認められなかったこの作品。
現在ヒューマン・ドラマ系映画の中では数々の本や雑誌のランキングで1位に君臨しています。
はたして、その魅力とは何だったのでしょうか。
それは、テーマとストーリーの簡潔性、そして質の高い音楽であろうとわたしは思います。
テーマは、「自由」と「希望」です。
台詞や手紙の中で、何度となく繰り返されるキーワードになっています。
ストーリーも、希望を持ち続けることの大切さを謳った実にシンプルな内容です。
わたしには4つ好きなシーンがあります。
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アンディが所長の命令を無視して「フィガロの結婚」の音量を微笑みながら上げ、囚人がその音に耳を傾け時が止まったようになるシーン(あれはティムのアドリブらしいです)
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2ヶ月の独房生活終え、アンディがレッドに意味深に自分の夢を語るシーン
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刑務所から脱走し、天に向けてアンディが大きく手を広げるシーン
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最後にアンディとレッドが抱き合うところをさりげなく引きのアングルで写すシーン。
中でも、4つ目のラストのシーンは何度見ても鳥肌が立つ感動を覚えます。
『プライベート・ライアン』のノルマンディ上陸シーンが「奇跡の20分」ならば、
この作品のラストは「神秘の10分」だろうと思います。
エンディングの撮影地は、アメリカ領ヴァージン諸島セント・クロイ島です。
アンディはメキシコ湾にいったことになっていますが、この島の青い海があまりに綺麗過ぎて、撮影にこの場所を選んだと言います。
実際、これまでの刑務所ばかりの暗い2時間は一体なんだったんだと思わざるを得ない美しい光景となっています。
透き通る美しい海に、広々と広がる空。加えて、真っ白なボートと、2人の人間。
これ以上にない最高のコントラストです。
そのあまりに美しい光景で再開を分かち合うアンディとレッド、絶妙なタイミングで盛り上がりを見せるトーマス・ニューマンのテーマソング、引きのカットで次第にエンドロールへつながる一連のシーンは、神の業と言っても過言ではありません。
それまで静かに、ひっそりとした音楽は、嵐の前の静けさであったようです。
加えて言えば、このラストシーンは原作の『刑務所のリタ・ヘイワース』には存在せず、ダラボン監督が勝手に加えたシーンです。
印象的なシーン
バクストンのアンディが奥さんにプロポーズした木の下でレッドはアンディからの贈り物を受け取るわけですが、そこに書いてあった手紙の内容がこの映画を象徴しています。
“…Remember Red. Hope is a good thing, maybe the best of things, and no good thing ever dies.…"
(忘れないでくれ、レッド。希望はすばらしい。おそらく最高のものだ。すばらしいものは決して滅びない。)
映画の上映から25年経過しましたが、未だに色あせない魅力を持っている映画です。
上記の名言は、まさにこの映画自体を象徴するものになっています。
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裏話
・1995年のアカデミー賞では、作品賞を含む7部門にノミネートするも、『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『ライオン・キング』にことごとく破れました。
・アンディ役にはトム・クルーズとニコラス・ケイジ、トミー役にはブラッド・ピットが起用される予定だったとか。
・エンドクレジットの一番始めに出てくるアレン・グリーンさんとは、ダラボン監督の友人で映画製作中に亡くなったそうです。追悼の意を込めてデカデカと名前が載りました。
・レッドがその下でアンディからの贈り物を見つけることになるバクストンの木ですが、落雷は生き延びたものの、その後真っ二つに折れてしまってます。
・本物の刑務所やかつて倉庫だったところを装飾して撮影したそうです。250もの独房を一つ一つ丁寧に作ったとか。
『ショーシャンクの空に』のグッズについて
HuluやAmazonPrime等の動画配信サービスの加入者は無料で見れますが、
わたしのようなマニアは何か物体として持っておきたい!という方もいらっしゃると思います。
そんな方々にオススメな『ショーシャンクの空に』関連グッズをいくつかご紹介します。
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原作の小説『ゴールデンボーイ』
『ショーシャンクの空に』の原作は、スティーブン・キングの四季シリーズの春編に『刑務所のリタ・ヘイワース』として書かれています。
実は映画とは様々な点で異なっていますので、小説を読んでその違いを見つけるのも面白いでしょう。
一例として、バクストンの木の下にあったのは、原作では銀行の鍵になってました。
名言のTシャツ
上記の【印象的なシーン】でお伝えした言葉のプリントTシャツです。
かなりレアですよね 笑
これはわたしもほしいかもしれません。笑
ショーシャンクの空に 公開10周年メモリアル・ボックス
2005年頃に発売されたメモリアルボックスです。
現在はプレミアム価格で新品ですと15,000円以上します。
それでもバクストンの樹の下に埋められていた缶のレプリカなど、
マニアをうならせるグッズとなっています。
映画で覚える英会話アルク・シリーズ ショーシャンクの空に
こちらの本は映画中の英語の全セリフだけでなく、
文法やスラングの説明などとにかく発言した内容がすべて網羅されています。
英語でなんと言っているのかとにかく全部見てみたいという方向きですね。
当然わたしは所有していますが、うんちくのコラムや小問題などもあってマニア必読の書だと思います。笑
まとめ
長々と好きな映画についてご紹介させていただきました。
わたしが人生の路頭に迷った時には必ず見る映画です。
何十回と見ているので、本当はもっと話したいこともあるのですが、
今回はこれくらいにしておくこととします。笑
お付き合いありがとうございました。