ナセナル台湾記

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【QRコード】QRコードが必ず普及すると思う5つの理由(2018年版)

昨日ホリエモンのこんなツイートを見ました。
 
実際の記事はこちら

 

日本のQRコードの現状

現在の日本でQRコードを利用した生活をするとどうなるか、という体験談です。
こちらの記事で利用しているアプリは、楽天ペイ・LINE Pay・Origamiです。
内容をまとめると次のようなことになります。
 
  • QRコードでは電車の切符が買えない
  • 人力車の代金支払いに、楽天ペイのQRコードを利用できる会社がある
  • QRコードの支払いは紙1枚あればできる
  • QRコードでの支払いに慣れていないと、操作誤り等でアプリがうまく稼働しないことがある
  • 日本交通のタクシーは、OrigamiでのQRコード支払いが可能
  • 沖縄県の一部のモノレールでは、紙の切符にQRコードを印刷し、入場できるようにしている
 
こちらの記事では、特に交通機関との連携が不可欠ということで閉めています。
 
 

日本でQRコードが普及していない理由

現金の信用度

中国大陸などとよく比較して言われるのは、現金の信用度のことです。
中国大陸では偽札などがまだ市場に出回っているため、現金への信頼がなく、QRコードにシフトしやすい環境があったそうです。
 

ATMの普及

日本では田舎でもどこでも全国津々浦々ATMがあり、いつでも現金を引き出せる環境があります。
実はこんなにATMがあるのって日本くらいなんだそうです。
これだけ現金が利用できて、現金払いに慣れていて、かつそれに問題なければキャッシュレス決済に踏み切る理由がありませんよね。
 
 

今後必ずQRコードは普及する!

理由① すでにインフラがある

消費者側の目線でいくと、スマホの普及率は40代以下で80%以上、全体でも56.8%と高い数字です。
お店側もタブレット端末で簡単に導入できますし、手数料もかなり割安なためそれほどコストがかかりません。
つまり、QRコード決済を使える環境はすでにあるんですね。
 

理由② 政府や金融機関が望んでいる

中小企業がQRコード決済を導入した場合の税制優遇措置を検討していると日本経済新聞の8月21日付朝刊で報じられました。
また、経済産業省の「キャッシュレス・ビジョン」では、キャッシュレス決済比率を2025年までに40%以上へ引き上げたい考えでいるようです。
 
2020年にはオリンピック・パラリンピックもありますし、まだまだインバウンド需要が伸びる可能性がありますので、海外の方の利便性も考慮するとQRコード決済の導入が進んでいくと考えられます。
  
また、ATMの問題も後押ししています。
ATM1台の価格が約300万円、警備費や監視システムのコストに1台毎月約30万円かかるそうです。
これに加えて現金の保管・輸送費もかかりますので、銀行にとっては莫大なコストがかかっているわけです。
ATMをセブン銀行と統合した地銀もありますし、今後ATMをなるべく減らすような施策が進んでいくのではないでしょうか。
 

理由③ 仕様の統一

中国大陸なら「アリペイ」や「Wechat Pay」というふうに、アプリの選択肢が少ないことも普及した要因だと考えられます。
日本ではどうかというと、上記に掲げた3つ以外にも色んな仕様のアプリが乱立してしまい、消費者にとってはどれを使えばいいのかよくわからない状況です。
また、そんな状況ではお店としても導入が難しいですよね。
 
それを打破すべく、ついに日本の関係組織が協議会を立ち上げたようです。
協議会は2019年3月までに議論をまとめ、規格の統一を目指すということですので、是非今後に期待したいところですね。
 

理由④ 購買データの活用

現金では、どのような人が、いつ、どこで、どんなものを買ったか、といったデータを収集することが難しかったのですが、電子となるとそれが可能になり、マーケティングに活用されることが期待できますよね。
すでに商店街で導入しているところがあり、利用金額の一部が地域振興や支援事業に還元されたりするなど地域活性化にも貢献しているようです。
電子マネーが普及すれば益々こういった多様なサービスが登場してくるでしょう。
 

理由⑤ 革新的な利活用

つい先月、楽天が野球スタジアムの売り子のビールをQRコード決済で買えるようにしたというニュースがありましたが、これまでキャッシュレス決済とは無縁のように思えた分野での活用が今後広がっていくと予想されます。
 
すでに山梨県の地方でもシェアバイクが完全QRコード支払いで利用できたり、中国大陸ではお年玉をQRコードであげるという日本では考えられない習慣も誕生しているということなので、QRコードの今後の展開に目が話せませんね!